
身口意と並んで、もう一つ、宇宙の法則を表す大切な理念があります。それは、「因果の法則」です。
この宇宙に起こるすべての事は、この因果の法則に従う、というのが、お釈迦さまの考えです。この世のほとんどの宗教では、宇宙は、神が創造したと説明しますが、仏教には、神の存在はありません。宇宙の誕生も、因果の法則で説明するのが、仏教です。仏教(というよりお釈迦さまの教え)は、宗教というよりは、哲学に近いと思います。哲学は、目に見えないものを科学的に説明しようとする試みだと思うので、この因果の法則は、哲学とも言えます。
簡単にいうと、世の中に起こることは、全て、それを引き起こす原因があって、これを「因(カルマ)」と言います。それが結果となる「果」を生じさせるのですが、右の図のように、そこに「縁」という条件がつくと、それによって「果」が変わります。
人に起こることは、人の「因」が引き起こします。因は、カルマですが、カルマは、前世のことではありません。自分が、「言ったこと」「思ったこと」「やったこと」つまり、身口意が因となります。身口意が乱れると、それによって引き起こされる結果が乱れるということです。簡単にいうと、いいことをすれば、いいことが起こり、悪いことをすれば、悪いことが起こる、となるのですが、実際は、そんなに単純ではなく、縁も絡めて、複雑なことが起こります。いいとか、悪いは、その人の脳が考えていることだからです。身口意で、その人の魂が願っていることが、因となって、その結果を引き寄せていくのです。
いつも、自分がやっているカルマ、つまり言っていること、やっていること、思っていること、身口意を意識するといいと思います。それが、結果としての人生を作っていくからです。























































































































