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暮らしが全て(カワバタさん)

凡人の悟りは、有機生活を送るために、どんな生き方・暮らし方がいいのかを探るためのものです。その、有機生活で、私たちが、一番大事にしたいのが、「暮らし」です。

暮らしというのは、何かというと、毎日の生活ということです。日常ですね。毎日の生活というのは、ある意味、刺激がないので、退屈しやすい。それで、非日常を求めて、旅行に行ったり、外食をしたりするのですが、人生で大事な部分は、この日常の中にあります。

ニュージーランドでよく見る羊は、朝から晩まで牧草を食べ、それで一生を終えますが、羊にとっては、それが暮らしということになります。そんな暮らしを謳った「カワバタさん」という詩があります。山尾三省という詩人が書いたアニミズムという希望の中にも出てきます。

林道人夫のカワバタさんが、毎日、林道の補修や草刈りをする様子を書いています。毎日、毎日、同じことをニコリともせず、続けている。明日やめる仕事でもなく、毎日、毎日、生涯続ける。そこには、辛さや苦しみもない。それが暮らしかなという気がします。

掃除、洗濯、炊事、食事、ありふれたことの連続が、暮らしですが、そこに、人生の中心を置くのがいいように思います。そこを大切にしない人に、人生の豊かさや幸せは、宿らないように思うのです。

次のページに、カワバタさんの詩を挙げておきます。

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