おすすめの投稿記事

日本人と言霊

私は、六十九歳の時から、書道を始めましたが、時間が経つにつれ、日本語の価値や大切さをつくづく感じています。日本語は、世界的にも優れた言語で、特に日本語に使われる文字は、高度な文字であると言えると思います。漢字という一字で意味を表すことができる表意文字と、かな、カタカナという音を表す表音文字を巧みに組み合わせた言語です。また、一つ一つの音は、かな、カタカナで表現できますが、アルファベットと違うのは、全ての文字が、母音(あ、い、う、え、お)を含んでいるということです。英語のtやgというように、子音だけの文字は、ないということです。

この全ての文字に、母音という音が含まれるという日本語の特色が、言霊として、意味を持ちます。言霊は、発した言葉にエネルギーがあり、物事を変容させる力があるという意味で捉えられることもありますが、もう少し、広く捉えると、一つ一つの音(文字)に意味があり、エネルギーを持つということです。例えば、「暮らす」という言葉を見ると、「く」「ら」「す」という3つの音でできていて、それぞれの音、「く」は、引き寄る、「ら」は、場、「す」は、一方へ進むという意味を持っています。一つ一つの音に意味があり、それを組み合わせた言葉にも意味がある、ということです。

言霊は、英語や他の言語にもあると考える人もいますが、私は、言霊は、日本語にだけあるものと思っています。日本語には、言霊が宿るからこそ、日本人には、祈る力があると考えれているのです。

日本語の中には、中国から漢字が伝わってからできた言葉もありますが、日本古来から使われていた言葉、大和ことばがあります。漢字を輸入したとき、日本人は、山という漢字を、中国と同じサンと読ませるとともに、大和ことばで使っていた「やま」という音も読ませるようにしました。これは、とても大きな発明です。日本にあった言霊の力を守ったということなのです。

関連記事

  1. コモンの再生

  2. 神は存在するか

  3. コンステレーション(流れに身をまかす)

  4. それを知ってどうするん

  5. 全ては起こっているだけ

  6. 凡人の悟りについて (はじめに)

  7. シェルドレイクの仮説

  8. どうやってやるかは神様の仕事

  9. 地球という奇跡の星

PAGE TOP